殺気の備忘録

読んだ本の内容についての備忘録

戦略・戦術

マキャベリの教練上の原則 1.敵にとっての利益は味方にとって不利益であり、その反対の場合は利益と不利益もまた相反する。 2.敵の運動と企図に最大の注意を払い、兵の訓練に絶大の努力をしておけば、危険に陥る可能性は最小に、成功の公算は最大になる 3.部…

戦争と革命の世界史 第七章2つの思想潮流 についての備忘録

第七章 二つの思想潮流 当時のドイツ「神聖ローマ帝国」と呼ばれ、現在のオーストリア・ベネルクス・チェコ・北イタリアまでを包括した大帝国 ハプスブルク家が帝室として君臨 北ドイツを中心としたプロテスタントが「連合(ユニオン)」を、南ドイツを中心と…

戦争と革命の世界史 第六章欧米の目覚め についての備忘録

ヨーロッパ 1770年代 産業に革命が起きる 当時のイギリス 綿織物業が盛ん 綿織物が棉花から製品になるまでの工程 ①綿繰り:奴隷を使って棉花から繊維を取り出す作業 ②紡績:糸車をつかって繊維を紡いで糸にし、棒に巻き付ける作業 ③織布:織機をつかって紡績…

戦争と革命の世界史 第五章世界大戦の火種 についての備忘録

第五章 世界大戦の火種 ドイツ 17世紀初頭に起こった三十年戦争以来、分裂状態が続いていた ⇒19世紀 民族意識(ナショナリズム)の高揚とともに統一運動が盛んに 1815年 ブルッシェンシャフトのイエナ大学の学生運動 1830年 フランスで七月革命 ⇒触発されて統…

戦争と革命の世界史 第四章ヨーロッパ覇権の崩壊についての備忘録

第四章 ヨーロッパ覇権の崩壊 19世紀、中近東ではオスマン帝国が、インドではムガール帝国が、中国では清朝が一斉に衰退期に入り、白人列強の隷属化に置かれる 日本:ヨーロッパからもっとも遠く、そして貧しかった⇒鶏肋のようなもの 明治維新を成し遂げる猶…

戦争と革命の世界史 第三章米ソ冷戦の時代 の備忘録

第三章 米ソ冷戦の時代 イギリスの三枚舌外交 WWI中、アラブ人を味方につけたかったイギリスはアラブ人に対して「戦後、オスマン帝国領内のアラブ人居住地域にアラブ人国家の独立を認める」と約束をした(フサイン・マクマホン協定) それと同時にユダヤ人に対…

戦争と革命の世界史 第二章 現代の震源地、中東 についての備忘録

第二章 現代の震源地、中東 イラン近代化改革「白色革命」 1979年2月 イラン革命 1979年12月 ソ連がアフガニスタンに侵攻 ソ連のアフガニスタン侵攻から1989年マルタ会談までを「第二次冷戦」とよぶ (第一次冷戦は1945年~1955年) 当時のイラン パフレヴィー…

戦争と革命の世界史

第一章 今、世界はどうなっているのか アメリカ同時多発テロについて 21世紀は自爆テロとともに始まった ブッシュ政権の対応はすばやいものであった。事件の三日後 政府見解を発表 「ハイジャック犯は全部で19名。犯行はアルカイーダによるもので、首謀者は…

「正しい政策」がないならどうすべきか 健康に関する内容についての備忘録

第6章健康 保健制度に使っているGDPの割合(2006) 1位アメリカ(15.3%) アメリカ:主にメディケイド(貧困層向けの保健制度)、メディケア(高齢者向けの保健制度)、退役軍人への医療補助を通じて市民一人あたりで多くのお金を使っている。 しかし、アメリカの医療…

「正しい政策」がないならどうすべきか 犯罪と刑罰に関する内容の備忘録

第五章犯罪と刑罰 犯罪の何がそんなに悪いのか 犯罪の持つ強制技術的な側面⇒頑丈な鍵の必要性があったから精密工学が発達した(マルクス) 福祉に関する幸福理論によれば、犯罪が悪いのはそれが人々を不幸にさせるから ⇒なぜ犯罪が人々をそれほど不幸にするの…

「正しい政策」がないならどうすべきか 安全性に関する内容の備忘録

第四章安全性 安全性に関する規制を設ける妥当な理由 ①消費者保護のため ⇒一般的に商品の売り手は書いてよりも多くの知識を持っている。(情報の非対称性) 売る商品の質について売りては買い手にやや恣意的な情報を与えることも可能。 ⇒例:食品安全基準が設…

「正しい政策」がないならどうすべきか ドラッグに関する内容の備忘録

第三章ドラッグ 先進国社会の法律は、快楽や気晴らし用のドラッグの製造、供給、所持及び使用を規制している。 多くの自由主義者は個人の行動に自由に干渉できる唯一の正当性は他人に対する危害の防止だけである。 ⇒しかし。現在違法扱いになっている多くの…

「正しい政策」がないならどうすべきか ギャンブルに関する内容の備忘録

第二章ギャンブル 2000年の初めにおいてインターネットがギャンブルのあり方を大きく変えようとしていたのに、適切な規制が無かった。 インターネット上の業者がイギリスの賭博税を回避するために税率の低い地域に移転し、より競争力があり利益の上がるサー…

「正しい政策」がないならどうすべきか 序論と動物実験に関する内容の備忘録

「正しい政策」がないならどうすべきか 政策のための哲学 ジョナサン・ウルフ(著) 大澤津・原田健次朗(訳) (1)序論 公共政策の場における討議と抽象的な道徳的議論の異なる点 ①「不同意することに同意する」ための余地がほとんどない。 ⇒なんであれ政策が求…