外道ちゃんの備忘録

読んだ本の内容についての備忘録

人を動かす 第1章 人を動かす三原則

人を動かす D.カーネギー

 

1 人を動かす三原則

 

⑴盗人にも五分の理を認める

 

2丁ピストルのクローレー」

ニューヨークの犯罪史にもまれにみる凶悪犯

しかし自分では自分のことを…→「私の心ーこれは、疲れ果てた心ではあるが、やさしい心である。だれひとり人を傷つけようとは思わぬ心である」

凶悪無類のクローレーでさえ自分が悪いとは思っていなかった

 

暗黒街の王者アル・カポネ「俺は働き盛りの大半を、世のため人のためにつくしてきた。ところが、どうだーおれの得たものは冷たい世間の非難と、お尋ね者の烙印だけだ」

自分は慈善家だとさえ考えていた。

 

1級の悪人ダッチ・シュルツ自分ことを社会の恩人と称する

 

およそ受刑者で自分自身のことを悪人だと考えているものはほとんどいない。

あくまで自分の行為を正しいと信じている。

犯罪者はたいてい、自分の悪事にもっともらしい理屈をつけて正当化し、刑務所に入れられているのは不当だと思い込んでいる。

 

一般の人はなおさら、自分を正しいと思っている

 

アメリカの実業家ジョン・ワナメーカー「30年前に、わたしは人を叱りつけるのは愚の骨頂だと悟った。自分のことさえ、自分で思うようにはならない。神様が万人に平等な知能を与えたまわなかったことにまで腹を立てたりする余裕はとてもない」

人間はたとえ自分がどんなにまちがっていても決して自分が悪いとは思いたがらないもの。

 

心理学者B.F.スキナー

動物訓練で 善いことをした時に褒美をやった場合と、間違ったときに罰を与えた場合を比べると、前者の方がはるかに良く物事を覚え、訓練の効果が上がる。

人間にも当てはまることが明らかに

批判するだけでは永続的な効果は期待出来ない。

心理学者ハンス・セリエ「われわれは他人からの賞賛を強く望んでいる。そして、それと同じ強さで他人からの避難を恐れる。」

 

リンカーン「悪意を捨てて愛を取れ」

座右銘「人を裁くなー人の裁きを受けるのがいやなら」

 

他人の欠点を直してやろうという気持ちはたしかに立派であり賞賛に価するが、どうして自分の欠点を改めようとしないのか

自分を直す方がよほど得であり、危険も少ない。

孔子「自分の家の玄関が汚れているのに、隣の家の屋根の雪に文句をつけるな」

 

およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動する。

 

ベンジャミン・フランクリン「人の悪口は決して言わず、長所をほめること」

 

人の批評したり、非難したり、小言を言ったりすることはどんなばか者でもできる。そして、ばか者にかぎって、それをしたがるものだ。

理解と寛容は、すぐれた品性と克己心をそなえたひとにしてはじめて持ちうる徳である。

 

英国の思想家カーライル「偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す。」

 

リヴィングストン・ラーネッド「父は忘れる」

 

人を非難する代わりに、相手を理解するように努める。すべてを知れば、すべてを許すことになる。

 

イギリスの文学者ドクター・ジョンソン「神様でさえ、人を裁くには、その人の死後までお待ちになる」

 

人を動かす原則①批判も非難もしない。苦情も言わない。

 

重要感をもたせる

人を動かす秘訣

自ら動きたくなる気持ちを起こさせること

相手の欲しがっているものを与えること

 

ジグムンド・フロイト

人間のあらゆる行動は、ふたつの動機から発するーすなわち、性の衝動と、偉くなりたいという願望

 

アメリカの哲学者であり教育家ジョン・デューイ教授

人間の持つ最も根強い衝動は「重要人物たらんとする欲求」

 

人間は何を欲しがるか?

①健康と長寿 

②食物

③睡眠

④金銭及び金銭によって買えるもの

⑤来世の生命

⑥性欲の満足

⑦子孫の繁栄

⑧自己の重要感=偉くなりたいという願望(フロイト)、重要人物たらんとする欲求(デューイ)

 

心理学者ウィリアム・ジェームズ「人間の持つ性情のうちでもっとも強いのは、他人に認められることを渇望する気持ちである」

他人のこのような心の渇きを正しく満たしてやれる人が、他人の心を自己の手中におさめることができる。

自己の重要感に対する欲求は、人間を動物から区別している主たる人間の特性である。

 

自己の重要感を満足させる方法によって、その人間の性格が決まる

 

ジョン・D・ロックフェラーにとって自己の重要感を満たす方法は、見ず知らずの中国の貧民のために、北京に病院を立てる資金を寄付すること

ディリンジャーにとって自己の重要感を満たす方法は、泥棒、銀行破り、殺人

 

シュワップ「わたしには、人の熱意を呼び起こす能力がある。これが私にとっては何ものにも変えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものは無い。私は決して人を避難しない。人を働かせるには奨励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える」

 

お世辞と感嘆のことばとはどうちがうか?

後者は真実であり、前者は真実でない。

後者は心から出るが、前者は口から出る。

後者は没我的で、前者は利己的である。

後者は誰からも喜ばれ、前者はだれからも嫌われる

 

メキシコのオプレゴン将軍「敵は恐るるに足らず。甘言をろうする友を恐れよ」

 

イギリス王ジョー5世「安価な賞讃は、これを与えることなく、また、受くることなきを期せよ」

 

安価な賞讃=お世辞=「相手の自己評価にぴったりと合うことを言ってやること」

 

アメリカの思想家エマーソン「人間は、どんなことばを用いても、本心をいつわることはできない」

 

他人の長所を考えてみる。他人の長所が分かれば見えすいたお世辞は使わなくてもすむようななる

人間は例外なく他人から評価を受けたいと強く望んでいる。

深い思いやりから出る感謝のことばふりまきながら日々を過ごすことが人を動かす秘訣

 

「この道は1度しか通らない道。だから、役に立つこと、人のためになることは今すぐやろうー先へ延ばしたり忘れたりしないように。この道は二度と通らない道だから」

 

エマーソン「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れているーわたしの学ぶべきものを持っているという点で」

 

人を動かす原則②率直で、誠実な評価を与える

 

人の立場に身を置く

われわれは、自分の好きなものに興味を持つ。

その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教える

 

アメリカの心理学者オーヴァストリート教授『人間の行為を支配する力』にあることば

「人間の行動は、心のなかの欲求から生まれる...だから、人を動かす最善の法はまず、相手の心のなかに強い欲求を起こさせることである。これをやれるひとは、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、ひとりの支持者を得ることにも失敗する」

 

ヘンリー・フォード「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることの出来る能力である」

 

ウィリアム・ウインター「自己主張は人間の重要な欲求のひとつである」

 

人を動かす原則③強い欲求を起させる

 

 

 

 引用参考文献
D.カーネギー 山口 博(訳)(1999).人を動かす 創元社  

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